A-LF-Sea 製品案内

国家プロジェクトによる三社共同の研究開発で実現!
本開発研究は、ClassNKの「国際海運における温室効果ガス削減技術に関する研究開発」の共同研究テーマとして、国土交通省の協賛を受け、日本ペイント株式会社、日本ペイントマリン株式会社、株式会社商船三井の共同事業として実施しました。
実施者:日本ペイント株式会社
日本ペイントマリン株式会社
株式会社商船三井

マグロが時速100キロ以上で泳げる秘密は、体表面を覆う粘膜が摩擦抵抗を減らしているから。このマグロの皮膚をヒントにして燃料を大幅に削減する船底塗料が開発されました。
現行LF-Seaから発展型A-LF-Seaへ
A-LF-Seaのベースとなった現行のLF-Seaでは、船の燃費とCO2排出量の4%以上の削減を実証しました。
すでに国内外の船舶650隻以上に採用されています。(2012年8月現在)
LF-Seaをベースにさらなる燃費削減を目指して開発中の塗料がA-LF-Seaです。
A-LF-Seaの目標は船の燃費の10%削減です。

技術的背景
現行LF-Seaの生体模倣技術をより進化させ、優れたシリル銅アクリル防汚塗料に新しいヒドロゲル技術を組み込むことでウオータートラッピング機能を更に強化しました。
ヒドロゲル技術

レオロジーコントロール
超低燃費防汚塗料「A-LF-Sea」は、日本ペイントが長年、自動車用塗料にて培ったノウハウであるレオロジーコントロール技術をマリン錆止め塗料に活用することにより、さらに摩擦抵抗の低減を実現します。

効果
ヒドロゲル技術の強化 + レオロジーコントロール技術による表面粗度の低減
= 摩擦抵抗の15%削減を可能にします。
15パーセントの摩擦抵抗削減に成功

これは約10%の燃費・CO2削減に相当します。
燃費・CO2削減により、海運業をはじめ地球環境にも大きく貢献します。
CO2は10パーセント削減

市場導入

就航中の船舶での実証試験を行い、
2013年4月から好評発売中です。
製品一覧
製品名 | 塗料種 | 船種 |
A-LF-Sea 150 | シリル銅アクリル樹脂 | 高速高稼働船(PCC, コンテナ) |
A-LF-Sea 250 | シリル銅アクリル樹脂 | 一般外航船(LNG, タンカー, BC) |
A-LF-Sea 600 | シリル銅アクリル樹脂 | 内航船 |
施工事例
国内におけるA-LF-Seaの塗装実績は、タンカー、客船等の大型船のみでしたが、
弊社が、国内初となる鮪延縄漁船(最新型遠洋マグロ漁船)への塗装を行いました。(2013年7月現在)









